自動運転やADAS(先進運転支援システム)の制御開発も手掛けるAZAPA株式会社(本社:愛知県名古屋市/代表取締役:近藤康弘)の第10期決算(2018年6月30日時点)が2019年5月24日までに官報に掲載された。
前期は4032万7000円の純利益を計上していたが、第10期は2億137万4000円の純損失を出す結果となっている。当期までの利益や損失の累計である利益剰余金は1億3972万1000円のマイナス。
当期純利益と利益剰余金を含む各数字は以下の通り。
▼資産の部(単位:千円)
流動資産 805,111
固定資産 265,392
・有形固定資産 78,659
・無形固定資産 36,263
・投資その他の資産 150,470
資産合計 1,070,503
▼負債及び純資産の部(単位:千円)
流動負債 208,723
固定負債 146,501
(うち退職慰労引当金 16,738)
株主資本 715,279
・資本金 440,000
・資本剰余金 415,000
・・資本準備金 415,000
・利益剰余金 △139,721
・・その他利益剰余金 △139,721
・・(うち当期純損失 201,374)
負債・純資産合計 1,070,503
AZAPAの過去の自動運転関連の発表としては、「制御開発のAZAPAとアイロック、MBD開発向け-VRドライビングミュレーターを共同開発」(2018年5月)、「自動運転制御のAZAPA、金沢大学とインテリジェンス・タイヤ(路面μ測定タイヤ)を共同開発」(2018年2月)、「AZAPAとリコー、仙北市で自動運転の共同実証実験を開始」(2017年9月)などがある。
【参考】関連記事としては「創業10年のAZAPA、自動運転技術に注力 掲げる「共創」の理念とは?」も参照。