愛知県豊田市で発生した低速自動運転車の試験走行中の接触事故で、事故原因はシステム側が自車の向きを誤って認識した結果だったとみられることが、2019年8月30日までに明らかになった。
報道などによると、自動運転車を開発した名古屋大学が調べ、この点が原因として浮かび上がった。豊田市は公式サイトで事故の推定原因について下記の資料を公表している。
名古屋大学は複数の学外有識者も含む事故検証委員会を設置し、今後、事故原因のさらなる究明と再発防止に向けた案を作成する。再発防止策の作成後に実効性が確認されるまで、今回の事故を起こした「ゆっくり自動運転」による公道での実証実験は停止するという。
【参考】関連記事としては「感情論ではなく「事故率」で評価を 愛知の自動運転事故を考える」も参照。