愛知県は航空機産業の育成や振興を図る一環として、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と連携して「平成30年度航空機技術オープンイノベーションセミナー〜電動航空機・空飛ぶクルマ〜」を2019年3月13日に開催すると発表した。
一連のセミナーとして第3回目にあたる今回のセミナーでは、JAXAが中心となり設立した産・学・官での共同開発などを掲げる「航空機電動化コンソーシアム」(ECLAIR)の動向や、ÉCLAIRに参加する企業がそれぞれの自社技術についての講演を行う。
また、三菱電機株式会社からはパワーデバイスについて、株式会社SkyDriveと一般社団法人CARTIVATORからは開発を進める空飛ぶクルマについて、それぞれ講演が予定されている。
■空飛ぶクルマの注目企業が登壇
株式会社SkyDrive(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:福澤知浩)は空飛ぶクルマの2020年のデモフライトを目指し、一般社団法人CARTIVATORのメンバーが中心となり2018年に設立した企業だ。
開発が進む空飛ぶクルマ「SkyDrive」は、世界最小サイズの折りたたみ式の翼を備える2人乗りのeVTOL機(電動垂直離着陸機)の一種で、走行速度60キロ、飛行速度100キロの性能を目指している。2018年12月には無人によるeVTOL機の初飛行に成功し、2019年度中に有人でのテストフライトを計画している。
日時:平成31年3月13日(水)午後0時30分〜午後7時30分
場所:名古屋大学(名古屋市千種区不老町)
参加費:無料(懇親会4000円)
定員:研究施設見学会30人(県内に事業所を有する企業優先)
セミナー・懇親会:200人(申込先着順)
【参考】関連記事としては「空飛ぶクルマとは? 仕組みや技術、必要なインフラなど|自動運転ラボ」も参照。