オランダ半導体大手NXPセミコンダクターズ、自動運転向け半導体開発強化でイーサネット企業OmniPHYを買収

コネクテッドカー事業も柱に

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オランダの車載半導体サプライヤーであるNXPセミコンダクターズ(本社:アイントホーフェン/CEO:リチャード・L・クレマー)は2018年9月7日までに、車載イーサネット・サブシステム技術プロバイダのOmniPHY社を買収したと発表した。買収額については正式に発表されていない。

自動運転システムを運用するためには、ギガビット以上の高速データ通信が必須と言われる。NXPセミコンダクターズは車載向けの高速イーサネット通信技術に長けており、NXPセミコンダクターズはOmniPHYを買収することで、高速通信を強みにした車載向け製品などの開発に注力していくものとみられる。

NXPは現在、「Secure Connections for a Smarter World」(よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクション)をビジョンに掲げ、コネクテッドカーや自動運転、セキュリティ、IoTなどの分野で事業拡大に力を入れている。

【参考】自動運転において半導体や通信技術は重要な役割を持つ。関連ニュースとしては「自動運転の通信規格標準化へ VW、ボッシュやエヌビディアなどと業界団体設立|自動運転ラボ」も参照。

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