自動運転車を使った食料品の配達サービスが2018年8月16日、米アリゾナ州でスタートした。スーパーマーケット大手クローガー(Kroger)と自動運転技術を開発するスタートアップ企業ニューロ(Nuro)がパイロットプロジェクトとして開始したもので、先進的な取り組みとして世界から注目を集めている。
まずトヨタ自動車のプリウスをベースにしたAI自動運転車でサービスを提供する。クローガーを利用する買い物客は、インターネットやスマートフォンのアプリを通じて商品を注文でき、1回700円弱の料金を支払えば自動運転車での配達を依頼できる。
ニューロはグーグル系ウェイモ出身のエンジニアが創業したスタートアップ企業。2017年の創業から1年足らずで既に100億円以上の資金調達を果たしており、アメリカの自動運転スタートアップ業界において存在感を高めていた。
【参考】関連ニュースとしては「米スーパー大手クローガー、自動運転車で無人宅配へ 元Google技術者のスタートアップが協力|自動運転ラボ 」も参照。