技術者のための転職サイト「E&M JOBS」によると、自動運転業界ではパチンコ業界や医療機器など異業種で活躍するエンジニアが優遇されているという。今まで自動車とは無縁の畑にいたエンジニアにも、専門力を生かせるチャンスが大きく広がっていそうだ。
自動運転業界では従来の自動車を作る技術にとどまらず、自動運転向けの車載カメラなどのセンシング技術やAI(人工知能)開発、コネクテッドカーに対応した通信技術やIoT技術、EV(電気自動車)など開発領域は多岐にわたり、画像認識技術や処理技術などエンジニアに求められる技術も非常に幅が広い。
例えば、カメラ・OA機器・医療機器メーカーやパチンコ業界などで画像処理を担っていたエンジニアであれば、自動ブレーキ用の車載カメラやカーナビなどの車載ディスプレイの開発で即戦力となる。
また、携帯電話や通信機器メーカーなどの経験があれば、自動ブレーキ用センシング技術やカーナビ・カーオーディオ用通信、IoT関連で重宝される。珍しいところでは、魚群探知機や軍事レーダーなどの開発経験があれば、自動ブレーキ用センシング技術のミリ波レーダーの開発に非常に役立つという。
自動運転業界では異業種経験のあるエンジニアはまだ少なく、転職は大変有利な状況が続いているという。
【参考】詳しい内容はE&M JOBSのトピックス「屈指の安定業界・高待遇の自動車業界へ 今、電気・ソフト系エンジニアが 自動車業界で引っ張りだこな理由」を参照。