静岡県裾野市で2021年10月5日、「これからのまちづくり」説明会が開催され、トヨタ子会社のウーブン・プラネット・ホールディングスのジェームス・カフナーCEO(最高経営責任者)がゲストスピーカーとして参加した。
同社が参加するのは、Woven Cityの開発の舞台が静岡県裾野市だからだ。説明会には地域住民などが参加し、地元の高校生などから英語での質問もあった。カフナーCEOはこの説明会で何を語ったのか。
■「個人的には空飛ぶモビリティにも大変関心」
トヨタと裾野市の縁は、1966年に自動車性能試験場(のちの東富士研究所)が開設されたときに始まった。その後、乗用車の組立工場もでき、さまざまな車種が東富士工場から世界に届けられた。
そして東富士工場の跡にWoven Cityを建設することになり、今年2月に着工式が開催された。その際にはトヨタの豊田章男社長も参加している。
カフナーCEOはWoven Cityについて「ヒト中心の街」「実証実験の街」「未完成の街」という3つの方針を掲げていることなどに触れたあと、Woven Cityと裾野市を融合させ、駅周辺の開発にも協力していくことを語った。
カフナーCEOは地元の高校生から、自身がどのようなサービスをWoven Cityで描いているかたずねられ、まずはモビリティに注力することに触れ、その後、「個人的には空飛ぶモビリティにも大変関心を持っています」とも述べた。
■そのほかにも住民からさまざまな質問が
説明会では、そのほかにもさまざまな質問がカフナーCEOに投げかけられた。その様子はYouTube動画で閲覧できるので、興味がある人はぜひ再生してみてほしい。
【参考】関連記事としては「トヨタWoven Cityの初期住民は8種類、あなたは住める?自動運転を試す街」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)