トヨタ株式会社(本社:愛知県豊田市/代表取締役社長:豊田章男)は、ミニバンの「アルファード」と「ヴェルファイア」を一部改良し、改良モデルを2020年1月6日に発売すると発表した。9インチの「ディスプレイオーディオ」(DA)を標準装備し、「コネクテッド機能」が強化された点が特に注目だ。
DAではディスプレイ上でのアプリの表示や操作が可能だ。例えばカーナビアプリ「LINEカーナビ」では音声認識による目的地設定やLINEメッセージの送受信を行うことができる。
このほか車載ディスプレイを大型化してみやすくしたことなども、今回の改良点に含まれる。
■両車種のコネクテッド機能をおさらい
今回DAの標準装備が発表され、アルファードとヴェルファイアのコネクテッド機能は一層充実した。参考までに両車種で利用可能なコネクテッド機能を紹介しておこう。
両車種のコネクテッド機能としては「スマホ連携機能」「オペレーターサービス」「マイカーサーチPlus」「マイカーサーチ」「ヘルプネット」という5つが挙げられる。
例えばこのうち「マイカーサーチPlus」では、ドアのこじ開けなどの異常を検知すると、メールや電話で所有者に知らせてくれる。「ヘルプネット」はエアバックが作動したときにオペレーターへの接続や緊急車両の手配を自動で行ってくれる機能だ。
上記のような機能があることで利用者はより安心して車を利用できる。コネクテッド機能は車の利便性を高めるだけではなく、安全性を高めることにも貢献するというわけだ。
▼トヨタ アルファード – トヨタ自動車WEBサイト
https://toyota.jp/alphard/feature/?padid=from_alphard_top_feature_connected
▼トヨタ ヴェルファイア – トヨタ自動車WEBサイト
https://toyota.jp/vellfire/feature/?padid=from_vellfire_top_feature_connected
■コネクテッド機能の標準搭載が当たり前の時代に
コネクテッド機能が車に本格的に搭載されるようになったのはごく最近のことであるが、今後はコネクテッド機能の標準搭載が当たり前の時代になる。最近は後付けでクルマを「コネクテッド化」する製品やサービスも注目を集めている。
【参考】関連記事としては「コネクテッドカー・つながるクルマとは? 意味や仕組みや定義は?」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)