デジタル分野の採用支援サービスなどを展開する株式会社MOCHI(本社:東京都千代田区/代表取締役:染谷祐吏)は2020年3月23日、自動運転やMaaSに特化した人材紹介サービス「MaaS Career」の提供をスタートしたと発表した。
MOCHI社は、国内最大級の自動運転専門メディア「自動運転ラボ」を運営する株式会社ストロボ(本社:東京都港区/代表取締役:下山哲平)の子会社。2019年9月の会社設立後、デジタル人材に特化した採用支援サービスを続々と打ち出してきた。
今回発表した「MaaS Career」(https://www.mochi-inc.jp/service/maas_career/)は、自動運転やMaaS業界の企業の採用に関する課題を解決することを目的としたサービス。自動運転ラボと提携することで月間50万人へのリーチを可能とし、最適な人材へのアプローチによって顧客企業の採用活動を支援する。
主なサービス内容としては下記の通りだ。
- 人材要件、採用要件の整理
- 自動運転ラボへの媒体掲載連携
- 魅力の整理および求人原稿の作成
- 求職者のご紹介
- 媒体への自社コンテンツ作成(一部有料オプション)
- オウンドメディア化のサポート(一部有料オプション)
- MeetUPイベント等(一部有料オプション)
■自動運転関連求人が急増も、エンジニア不足は深刻化
自動運転領域における関連求人数は右肩上がりに伸びている。自動運転ラボの調査によれば、2019年末時点の求人数は1万8295件で、2018年末の数字と比べて171.6%となっている。
ただ、求人数の増加とは裏腹に自動運転領域を目指しているエンジニアの数は不足しており、いざ企業が自動運転関連のビジネスに力を入れようとしても、エンジニアをなかなか見つけることができないのが現状だ。
同社は「このような採用課題を解決するため、本サービス立ち上げに至りました」と説明しており、自動運転ラボとの提携によるリーチのほか、「デジタル人材に特化した人材紹介を行う当社専門家により、企業の人材要件や採用計画合わせて最適な人材を抽出することが可能です」とも強調している。
【参考】関連記事としては「自動運転関連求人が超急増!2019年は71.6%増の18,295件に」も参照。