個人間(C2C)カーシェア事業に取り組む株式会社カーシェアGOGO(本社:東京都港区/代表取締役:鈴木英之)が、2020年夏のサービス開始予定の「カーシェアGOGO!」でオーナー募集を開始したことが、2019年12月13日までにわかった。
同社によると、カーシェアを利用したいユーザーの数に対し、車両を貸し出すオーナー数は現状少ない。同社は提供オーナーを増やすため、今回まだクルマを所有していない人を対象に、さまざまな特典がついた「スタートダッシュキャンペーン」を開催していくという。
国内でも利用者が徐々に増えつつある個人間カーシェアサービス。今回はこの「カーシェアGOGO!」に着目し、来年スタートすると見られるサービスの内容を紹介していこう。
■「オリジナリティ溢れる人気車種」で差別化
クルマを所有せずシェアすることも一つの選択肢として一般的な時代になりつつあるが、カーシェアで利用できるクルマの車種は決して多いわけではない。同社によると、既にカーシェアを利用しているユーザーの中には、乗りたい車種やかっこいい車種がないという不満を持つ人も少なくないという。
「カーシェアGOGO!」はそんな不満を解消し、シーンに合わせて車種を乗り分けられるサービスだという。具体的には「厳選したオリジナリティ溢れる人気車種にフォーカスしています」と説明しており、「カッコいいSUV」や「オープンカー」、「最高の高級車」などを揃えていく計画を立てているようだ。
■個人間シェアの不安を解消する4つのポイント
「カーシェアGOGO!」は個人間でクルマを貸し借りできるマッチングサービスとして展開されていく予定だが、中には個人間で車両をシェアすることに不安を感じる人も多い。こうした中で「カーシェアGOGO!」は、安心してシェアリングができるよう、4つの取り組みを行うという。
1つ目はクルマを借りるユーザーはあいおいニッセイ同和損保の車両補償ありの1日自動車保険に必ず加入すること。万が一の事故や故障でも365日24時間対応してもらえ、安心して利用できる。2つ目はユーザーの入会審査が設けられていること。不適切だと判断された場合には入会できない。
3つ目はクルマの使用料など支払いはすべて「カーシェアGOGO!」を介したクレジットカード決済で行われること。手間のかかる支払い処理や支払い漏れもなくて済む。4つ目はプロフィール登録が必須なため、プロフィールを確認した上でシェアリングを行えること。プロフィールですべてを把握することは難しいものの、判断基準にはなり得る。
■【まとめ】すぐカーシェアを始めれば購入費の早期回収も可能!?
「カーシェアGOGO!」は今回のスタートダッシュキャンペーンは、まだマイカーを所有していない人が対象だ。ユーザー側はマイカーを購入後すぐに車両を貸し出すことで利益を得始めることができるため、結果的に購入に掛かった費用の一部を早期に回収することができる。維持コストの低減にもつながる。
個人間カーシェアサービスの中で「カーシェアGOGO!」がどこまで台頭してくるのか、今後に注目だ。
【参考】関連記事としては「個人間カーシェアの主要4サービス・アプリまとめ MaaSサービスの一種」も参照。