Woven City、トヨタ自ら「完成しない!」と語る

公式Facebookページの投稿から

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出典:トヨタプレスリリース

自動車が静岡県裾野市で2021年2月から建設を開始しているコネクティッドシティ「Woven City(ウーブン・シティ)」。Woven Cityの公式Facebookページでは、工事の進捗などが発信されているが、ときどきユニークな投稿も。

2021年11月には、Woven Cityの完成時期について「『完成しない』です!」と書いた投稿があった。確かにトヨタの公式ページでもWoven Cityプロジェクトは「共に未来を創造し続ける『未完成の街』」とされている。

この記事では、Woven Cityの公式Facebookページの過去の投稿を振り返る。

■2021年9月17日:Woven Cityで提供予定の物流サービスの実証実験について

Woven Cityでは「モノの移動」に関する悩みを解決するさまざまなサービスを提供予定だ。2021年9月17日の投稿では、トヨタの社宅に住む人がWoven Cityで提供予定の物流サービスを体験する実証実験が紹介されている。

行われたのは、荷物の配達・発送とゴミ出しの2つの自動化に向けたサービスの実証実験だ。体験者からは「ポストまで郵便物が届いているか見に行かなくてよくなった」、「ゴミ出しの苦痛から解放された」などの声が寄せられたという。

■2021年10月5日:ジェームス・カフナー氏が参加した住民説明会について

2021年10月にWoven City建設予定地である静岡県裾野市の主催で「これからのまちづくり」住民説明会が行われた。ウーブン・プラネット・ホールディングスのジェームス・カフナー代表取締役CEOが参加し、Woven Cityで行われるカーボンニュートラルの取り組みや地域との連携などについて説明した。2021年10月5日の投稿はこの住民説明会に関するものだ。

説明会の開催前に「Woven Cityによって裾野市はどう変化していくの?」「もっと情報をオープンにしてほしい!」などの質問が寄せられ、説明会ではその質問に対する回答や市民の不安の声にも本音で答えたという。

■2021年11月5日:Woven Cityは…「完成しない」です!

2021年11月5日には「『Woven Cityはいつ完成するんですか?』という質問をよくいただきます。答えは…『完成しない』です!」という投稿があった。実際にはWoven Cityの一部である「Phase1」は2024〜2025年までの工事を経たあとにオープンする予定だと補足されているが、Woven Cityは、「未完成」の街であり、その後も成長し続けるという。

Phase1と呼ばれるエリアについて、この投稿の時点では建設前の土台工事を行なっていること、2022年に建築工事を開始することもコメントされていた。

■2021年12月17日:Woven Planet東京オフィスで「Tech Meetup」を開催

2021年12月、東京・日本橋のWoven Planetオフィスで第1回目の「Woven City Tech Meetup」が開催された。テーマを「バックエンド」とし、Woven Cityに携わっているエンジニアによって開発の裏側が紹介されたという。

以下のFacebook投稿のリンクから、Tech Meetupの動画を閲覧できる。

■Woven Cityの最新情報をチェック

自動運転技術などさまざまな実証実験を行うスマートシティとして世界から注目を集めているWoven City。このFacebookページをフォローしておけば、Woven Cityの最新情報をチェックできる。関心がある人はフォローの検討を。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)



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