自動車を「宅配BOX」化させるとも言える新たな配達サービスが最近アメリカで始まり、注目を集めている。一体どのようなサービスなのか。
このサービスは、米自動車メーカーのGMやフォードのコネクテッドカー(つながるクルマ)が米アマゾンの「Amazon Key」と連携し、配達員が自動車のドアを解錠し、荷物を車内に「宅配」するというものだ。
Amazon Keyはアマゾン社が2017年に始めたサービスで、受取人が不在時に配達員が家の鍵をあけて荷物を届けるというサービスだ。このAmazon Keyを各コネクテッドカーに紐付けられた車の各所有者のアカウントを連携させることで、今回の新サービスが実現した。
報道などによると、登録さえしてしまえばこのサービスが利用可能な車両はアメリカ国内に700万台あり、利用可能都市も徐々に広めていく計画だという。特に利用に新たな手数料が掛からないことから、一気に利用者が増える可能性がある。
元来、配達先というものは自宅やオフィスなどの「建物」の中が当たり前だったが、このサービスの普及でその常識が大きく変わる日も近いかもしれない。
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