茨城県つくば市は2019年4月26日、産業技術総合研究所とスズキ株式会社の協力を得て、電動車いすの自動運転の実証実験を全国に先駆けて実施したと発表した。
実証実験を実施したのは4月22日で、「研究学園駅」周辺の歩道で行われた。実証実験で使用された電動車いすは、歩行者を回避しながらあらかじめ決められたルートを時速4キロ程度で自動走行したという。
発表によれば、今回の実証実験は公道における全国初の取り組みで、実施にあたっては警察庁や茨城県警との協議も行ったという。
つくば市は電動車いすの自動運転について、コンパクトシティにおける移動や高齢者や障害者の移動、オンデマンド配車サービス実現などの点でメリットがあることについて触れている。
つくば市が公開している公式Youtube動画は下記。
【参考】関連記事としては「自動運転車に実証実験・テスト走行が必須な理由 実用化に向けて回避すべき危険・リスクは?」も参照。