東芝メモリ株式会社とウエスタンデジタルコーポレーションは2019年5月20日までに、東芝メモリ社が岩手県北上市で建設中の北上工場の第1製造棟(K1)に対し、共同で設備投資を実施する正式契約を結んだことを発表した。
K1で生産されるのは、3次元フラッシュメモリだ。報道発表では、自動運転やデータセンター、スマートフォンなど向けに需要の拡大が見込まれるとされている。
K1は2019年秋に竣工予定で、2020年から96層3次元フラッシュメモリの生産のための設備投資を共同で実施するという。
両社は報道発表で「3次元フラッシュメモリの共同開発や市場動向に合わせた共同設備投資など、それぞれの技術競争力強化に向けた取り組みを積極的に展開し、今後もメモリ事業におけるリーダーシップを発揮していきます」としている。
【参考】関連記事としては「東芝メモリがフラッシュメモリ新工場 AI自動運転業界でSSD需要急増」も参照。