第31回目の「未来投資会議」が2019年10月3日、首相官邸で行われ、安倍晋三首相などが出席した。安倍首相は自動運転などを含むモビリティ分野などにおいて、将来の規制像の在り方について検討を開始することなどを明言した。
未来投資会議で配布された資料には「デジタル技術の社会実装を踏まえた規制の精緻化」という項目がある。(資料は「http://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/miraitoshikaigi/dai31/siryou1.pdf」から閲覧することが可能だ)
この資料の中でモビリティ分野では「AIを活用した完成検査の精緻化・合理化」と「無人自動運転車における運行時に取得するデータの活用」という2項目に触れられている。後者については「型式認証審査の合理化が可能か検討する」とも添えられている。
日本では自動運転レベル3(条件付き運転自動化)がいよいよ解禁されるため、自動運転車に関するさまざまな規制の在り方の議論は既に待ったなしの状況だ。今後の政府の方針にも注目が集まる。
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