経産省の「週一官僚」募集、日当15,030円は安い気が… 空飛ぶクルマ事業

転職サイト「ビズリーチ」通じて4月3日まで公募

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経済産業省は株式会社ビズリーチ(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:南壮一郎)が運営する転職サイト「ビズリーチ」を通じて、「空飛ぶクルマ」プロジェクトのメンバーを2019年3月7日から4月3日まで公募している。

空飛ぶクルマプロジェクトは経済産業省の有志によって設立され、日本が抱える交通課題を解決すること目指し活動している。新しい移動手段である空飛ぶクルマは山間部の移動手段や、災害時の救急搬送として活用が期待されている。

空飛ぶクルマを社会に普及させるためには既存の社会システムへの接続や、安全に利用できる事を国民に周知し受容性を高める必要がある。経済産業省はビジネス視点を持ったプロフェッショナルの見識が必要だと考え、初めての試みとして民間から副業・兼業限定で公募を開始した。

■プロフェッショナル募集、報酬は1日15,030円

募集される職種の一つであるコミュニティマネージャーは、空飛ぶクルマと既存の公共サービスとの接続、社会課題の解決に向けた活用などに取り組む予定だ。もう一つの職種パブリックリレーションズディレクターは各関係部署との関係構築やマネジメントを行い、PR戦略を立てて国民の理解と協力の促進を行う。

勤務は月4日程度で、「週一官僚」として国家プロジェクトに参加することになる。報酬は1日15,030円で、プロフェッショナルを募る条件としては少し心もとない気もする。自動運転や空飛ぶクルマといった先進開発はすぐに利益が出ないため仕方のない部分もあるが、優秀な人材を集めるならもう少し好待遇を考えてほしいところだ。

報酬はともかく、国を動かすプロジェクトに関われるのは貴重な経験になるだろう。省庁にとっても官民協業によるメリットは大きいはずだ。今回の公募で優秀な人材がプロジェクトに加わり、大きな効果があれば同様の取り組みも増えていくだろう。

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