自動運転のAIロボット「temi」、代理店のハピロボが国内販売開始

パルコなどが有効活用案を検討中

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出典:ハピロボ社プレスリリース

AI(人工知能)搭載の自律走行(自動運転)式ロボット「temi」の国内総代理店である株式会社hapi-robo・st(本社:東京都世田谷区/代表取締役社長:富田直美)=ハピロボ=は、 日本におけるtemiの正式販売を11月1日から開始する。販売価格は29万8000円(税別)で、サポートなども含めた月額サービスも別途提供予定だという。

temiは、米ニューヨークに本社を構えるtemi・USA社が開発しており、対話や音声に対応したAIアシスタント機能を搭載している。音声で家電の操作やコンテンツの再生などができることに加え、自律走行式で障害物を避けながら移動することもできる。

temiの応用が期待される分野は多方面にわたる。ハピロボ社が展開しているtemiに関する企業向けプログラムには、ファッションビル大手パルコや住宅大手の大和ハウス工業なども参加しており、今後各社がtemiを活用した独自のサービスなどを発表していくようだ。

パルコの林直孝執行役は報道発表の中で、これまでロボットを通じた案内サービスやテナントショップの作業の効率化に取り組んできたことに触れ、「これらの実験で感じていた売場へのロボット導入課題の多くをtemiは解決してくれると非常に期待しております」としている。

【参考】関連記事としては「自動運転の警備AIロボット11選!空港で街で当たり前の時代へ」も参照。

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