米アップル、自動運転プロジェクト「タイタン」の従業員200人以上を解雇か

他部署への異動も 事業縮小か?

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米アップルが2019年1月27日までに、同社の自動運転車開発プログラム「プロジェクト・タイタン(Project Titan)」に携わっていた従業員200人以上を解雇した模様だ。米国のニュース専門放送局CNBCが報じた。

アップルの広報担当者はCNBCの取材に対し、今回の解雇を認めているものの、引き続き自動運転プロジェクトへの取り組みを同社が進めることを強調している。

ただ、解雇されなかった従業員の中でも、プロジェクトの担当部署から他の部署に異動しているケースが多いとみられ、今回の解雇はプロジェクトの縮小に伴うものとの見方が強い。

■どうなるアップルの自動運転プロジェクト

アップルは2007年以前から自動車産業に興味を持っていたと言われる。そして、2014年にはコードネーム「プロジェクト・タイタン」として「自動車らしきもの」の開発を始めたと言われている。

2016年にはこのプロジェクトに関わっていた職員の大部分を解雇したが、2017年4月にカリフォルニア州で3台の自動運転車の試験許可を得ており、同年6月には最高経営責任者(CEO)のティム・クック氏が自動運転システムの開発に取り組んでいることを公言している。

このように、アップルはこれまであまり表に出さない形で自動運転プロジェクトを進めてきたが、今回の解雇はどのような意味を持つのか。この先の展開を見守りたい。

【参考】関連記事としては「2019年、Appleは自動運転領域のゲームチェンジを目論むのか?」も参照。

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