タクシー、配車アプリと相乗りアプリが連携!S.RIDE×AINORY、利便性アップ

ソニー系のみんなのタクシーが発表

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ソニー系のみんなのタクシー株式会社(本社:東京都台東区/代表取締役:西浦賢治)とタクシー相乗りマッチングアプリなどを手掛ける株式会社ジクウ(本社:愛知県名古屋市/代表取締役:中川裕己)は2020年2月28日までに、タクシー配車アプリ「S.RIDE」とタクシー相乗りマッチングアプリ「AINORY」との連携を開始すると発表した。

S.RIDEは、東京都内最大級のネットワークを強みとするタクシー配車アプリだ。2019年4月のサービス提供開始から配車実績を伸ばしており、保有する東京都内のタクシー数は1万台を超える。2019年10月には位置特定サービスを提供する英what3wordsとの提携を発表したほか、タクシー事前確定運賃サービスの提供も開始している。

一方のAINORYは、利用者自らが相乗り相手を決められることが特徴のタクシー相乗りマッチングサービスだ。リアルタイムでの利用者間の相乗りマッチング機能や割り勘料金の計算機能などを搭載している。

今回の連携により、AINORYで相乗りマッチングをし、「タクシーを配車する」ボタンをタップすると、S.RIDEアプリの起動確認画面が表示されるようになった。それを承認して「アプリを開くボタン」をタップすることで、出発地と目的地の情報をS.RIDEに受け渡す流れとなる。

出典:みんなのタクシー社プレスリリース
■新たな選択肢、タクシーの相乗り

今回のS.RIDEとの連携で話題になったAINORYが手掛ける「タクシーの相乗り」というサービス。日本国内ではAINORYのほかにもこうした視点で開発されたアプリもあり、にわかにサービスが浸透しつつある。

例えば、タクシー相乗りアプリを手掛けるNearMe社は、すでに東京都や神奈川県、埼玉の一部エリアで相乗りサービスを提供開始している。

AINORY公式サイトでは、突然の雨でタクシーがつかまらないときや駅前のタクシー乗り場が大行列のとき、終電を逃してしまったときなどでの活用事例が紹介されている。

タクシーの相乗りは利用者の利便性を高めるほか、割り勘などによって移動にかかるコストも軽減する。またこうしたマッチングアプリによってタクシーの利用が促されれば、タクシー事業者の売上もトータルで増えることが考えられる。

今回の連携ではこうした相乗りアプリを手掛ける企業と配車アプリを提供する企業が手を組んだ形で、より利便性が高まることで両社のユーザーが一層増えることが期待されそうだ。

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