タクシーのAI需要予測、提供相次ぎスタート!DeNAの「MOV」も

乗客にとっても待ち時間が短くなるメリット

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出典:DeNAプレスリリース

株式会社ディー・エヌ・エー(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:守安攻)=DeNA=が提供する次世代タクシー配車アプリ「MOV」が、AI(人工知能)を活用してタクシーの需要供給予測を行い、乗務員に対して経路をナビゲーションする「お客様探索ナビ」の商用化を開始したことが、2019年12月12日までにわかった。

DeNAは今回の商用化に向け、2018年11月から5回の実証実験を行ってきた。同社によると、新人とベテラン乗務員ともに収入増を実感でき、評判は上々だったようだ。サービス対象エリアは神奈川県横浜市の中区・西区・南区・神奈川区・保土ケ谷区の5区で、今後はほかの地域でも展開予定だという。

お客様探索ナビは見込み客がいる場所に乗務員を誘導してくれるため、乗務員にとっては効率的に乗客を探せるというメリットがある。最適なルートも案内してくれるため、あまり土地勘がない新人乗務員も便利に利用しやすい。

■DeNAだけじゃない、各社で導入されているAI需要予測アプリ

DeNAだけでなく、配車アプリ事業を展開するソニー系のみんなのタクシーやDiDiモビリティジャパンも、効率的に乗客を探せる需要予測サービスを乗務員向けに展開している。

みんなのタクシーの場合は、どこに行けば乗客が多いのかという需要データ以外にも、降雨状況や交通機関情報、周辺のイベント開催予定なども同時に知らせてくれる機能も強みだ。

DiDiではタクシー需要が高い場所をAI(人工知能)が提示してくれる「DiDiヒートマップ」を提供している。アプリ内の地図上で需要の多い場所はオレンジ色で表示され、需要が高いほど濃いオレンジ色になる形だ。運転手は一目で需要の高い場所を判別でき、効率よく乗客を探せる。

■売り上げの確保が人手不足解消につながる

今後は乗務員が需要予測機能を使うことが当たり前の時代になりそうだ。乗客にとってもタクシー利用者が多い場所でも待ち時間が少なくなるというメリットがある。

【参考】関連記事としては「タクシー客が多そうな場所、AIが運転手に教えます DiDi新機能」も参照。

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