日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2024年4月末時点の「ライドシェア」関連求人案件数をまとめた。
「ライドシェア」と検索してヒットした求人案件(主要求人6サイト)は、合計で296件ヒットした。サイト別では、Indeedが201件、dodaが48件、リクナビNEXTが36件、マイナビ転職が2件、ランスタッドが2件、エン転職が7件となっている。
■ドライバーの求人が多数
2024年4月に日時やエリアを限定した有償ライドシェアが「日本版ライドシェア」として解禁されたことに伴い、ライドシェアの関連求人が急増している。
主に多いのがライドシェアのドライバーの求人で、タクシー会社がアルバイト・パートの形態でシフト制で募集しているケースが多い。一部「社員への登用もあり」とされている案件もある。時給相場は地域によって1,200〜2,100円ほどと幅がある。(時給は手当込みの場合とそうでない場合がある)
ライドシェアのサービス展開を、アプリ開発や事業開発、カスタマーサポートで下支えするための案件も多い。中には自動車のライドシェアではなく、ヘリコプターのライドシェアに関するするサービスの事業開発人材を募集しているケースもある。
■「全面解禁」で求人動向が変わる?
日本版ライドシェアは運行主体がタクシー会社でなければならず、ライドシェアのドライバーとして働くためにはタクシー会社に雇用される必要がある。
しかし今後、日本政府が運行主体をタクシー会社に限定せずにライドシェアを全面解禁すれば、UberやDiDiなどのライドシェアの世界的大手企業のアプリで、気軽にライドシェアドライバーとして働くことができるようになる。
そうなれば、タクシー会社が掲載する求人にあえて応募する人は減る可能性もある。こうしたライドシェアの求人に関わる動向を、引き続きウオッチしていきたい。
【参考】関連記事としては「ライドシェアの求人、検索数が解禁後29倍に!Indeed調査」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)