日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2022年9月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。
■自動運転:前年同月比22.1%増の3万3,908件
「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2022年9月末時点で、前月比22.3%減、前年同月比22.1%増の3万3,908件だった。前年同月比での増加は19カ月連続だ。
主要転職6サイト別では、Indeedが前月比24.7%減の2万9,299件、dodaが同0.5%増の3,410件、リクナビNEXTが同13.0%減の927件、マイナビ転職が同4.0%減の143件、ランスタッドが前月と変わらず78件、エン転職は同4.1%増の51件だった。dodaの増加は22カ月連続。
■エンジニア派遣企業の募集が目立つように
自動運転関連求人で最近顕著な傾向がある。それが、エンジニアのアウトソーシング事業・派遣事業を展開する企業による募集が増えている点だ。
自動車メーカーやシステム開発企業がエンジニアを直接雇用するケースはもちろん存在するが、自動運転分野に力を入れる企業が増える中、関連技術を持つエンジニアの派遣ニーズは今後も増えていくはずだ。
■MaaS:前年同月比86.6%増の1,948件
「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2022年9月末時点で、前月比0.3%減、前年同月比86.6%増の1,948件だった。
主要転職サイト別では、Indeedが前月比5.9%増の1,359件、dodaが同1.5%減の460件、リクナビNEXTが同42.7%減の106件、マイナビ転職は同83.3%増の11件、ランスタッドとエン転職は前月と変わらずそれぞれ10件と2件だった。
MaaS関連求人でも、アウトソーシング事業や派遣事業を手掛ける企業によるエンジニア募集が目立ちつつある。MaaSの実証実験やサービス展開に乗り出す企業が増えており、こうした背景を反映している結果と言えそうだ。
【参考】関連記事としては「「自動運転」「MaaS」求人、とも過去最高 2022年8月末調査」も参照。
大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報)
【著書】
・自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
・“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)