日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2019年12月末時点の自動運転関連求人数をまとめた。
2019年12月末時点の数字は前年同月末比71.6%増の1万8295件と大幅に伸び、この1年で自動運転関連の人材マーケットが急速に拡大したことを示す結果となった。このままの伸びが続けば2020年末には3万件を突破する。
各転職サイトにおける2018年12月末と2019年12月末の数字は、Indeedが9250件/1万5751件、dodaが1106件/1555件、リクナビNEXTが104件/652件、マイナビ転職が84件/93件、ランスタッドが70件/202件、エン転職が43件/42件となっている。
■さまざまな業界で関連求人増加の見込み
2019年は完成車メーカーや自動車部品メーカー、IT・ソフトウェア関連企業などによるエンジニア職求人が数字を押し上げた形だが、サービスプロバイダーにおける事業開発職や営業職などの求人も増え始めたことも影響している。
完全自動運転時代は人による運転が不要になることから、「車内」が新たなサービスの提供場所として注目されているほか、タクシー業界や物流業界で自動運転車が活用されていくことが見込まれている。
こうしたことから、今後は小売や物流、金融、エンタメなどさまざまな業界が自動運転に関連した採用に力を入れていくことが考えられる。
【参考】関連記事としては「自動運転AIチャレンジ、2020年6月に第2回大会!AI技術者などの発掘・育成が目的」も参照。