自動運転車は既に遠い未来の話ではない。私達の身近に登場する日がすぐそこまで迫っている。各地で実証実験なども行われる中、少しずつ試乗などを通じて自動運転車の持つ可能性を知った人が増え始めている。
大阪府河内長野市の住民たちも、もうすぐ自動運転技術を体験することになる。大阪府と河内長野市が自動運転の乗合車両の実証実験を2019年度に実施するからだ。
河内長野市は高齢化が進んでいることで知られている。人口減少は1994年から続いており、65歳以上の高齢者の割合は3割を超える。河内長野市の人口は10万人ほどなので、約3万人が高齢者ということになる。
自動運転の乗合車両は、こうした高齢者の足となることを期待されている。住民たちは先端技術の塊とも言える自動運転技術に、どういう感想を持つだろうか。意外と好意的に受け取るのではないかという見方を持つ専門家も多い。
自動運転車を社会は受容するのか、を判断するためにも重要な実証実験となるテスト走行。2019年度の取り組みの進捗を注視していきたい。
【参考】関連ニュースとしては「自動運転車に実証実験・テスト走行が必須な理由 実用化に向けて回避すべき危険・リスクは?|自動運転ラボ」も参照。