株式会社IDOM(本社:東京都千代田区/代表取締役社長:羽鳥由宙介)が展開する自動車定額サービス「NOREL」と、アドレス株式会社(本社:東京都千代田区/代表取締役:佐別当隆志)が展開する月額多拠点居住サービス「ADDress」が、タッグを組むことになったようだ。
両社は2020年2月12日までに、ADDressのユーザーが有料で自由に利用できる車両を用意し、買い物や観光、拠点間移動などにおける車移動を可能にするスキームを開発すると発表した。今年3月末までの期間で共同実証実験を行い、この期間は無料でサービスを展開するという。
ADDressは、月額制で全国の登録物件に自由に住める多拠点宿泊サービスだが、クルマを保有していない人によって拠点としている住まいからの移動が不便な場合がある。そんなときに自由に使えるクルマがあれば、より利便性が増すことに貢献する。
実証実験はADDressの住み放題拠点の一つである「一宮邸」と「御宿邸」を対象に行われ、NOREL側からは「2015年式 レクサス NX 200t Fスポーツ」と「2018年式 BMW MINI クーパーS」が提供されるという。
■「所有から利用へ」は住宅でも自動車でも
こうした組み合わせは「クルマ×住まい」の新たなサービスであると言える。「所有から利用へ」の流れは住宅でも自動車においても起きており、そんな時代のニーズにマッチした取り組みであると言えそうだ。
こうした組み合わせとしては、自動運転ラボでも未来予測的に以前「「乗り放題×泊まり放題」、ダブルサブスクで起きる移動ビッグバン」という記事で書いたが、「乗り放題×泊まり放題」によるインパクトも大きい。興味がある方はぜひ読んでみてほしい。
【参考】関連記事としては「ホンダ、中古車サブスク「Monthly Owner」をスタート!先行するトヨタ追う」も参照。