ウーバーは2019年2月13日、宮城県仙台市内でタクシーの配車サービスを開始した。仙台中央タクシー株式会社とともに取り組むもので、ウーバーアプリから仙台中央タクシーの車両を呼ぶことが可能になる。
ウーバーのタクシー配車アプリの日本展開としては3都市目。既に名古屋と大阪でサービスを提供しており、東北地域における展開は初めてとなる。
ウーバーは仙台地域について「東北地方の中心都市であり、首都圏からの良好なアクセスも加わりインバウンドによる外国人観光客の増加が見込まれる」と説明。その上で「中長期的に需要が拡大し続ける可能性のあるエリア」としている。
仙台中央タクシーは1923年創業。発表によれば、同社が保有しているタクシー車両102台が順次ウーバーアプリで呼べるようになる。ウーバーの東北地域でのサービス展開では、青森の成長(なりちょう)タクシー株式会社、福島県郡山市の西条タクシー株式会社との協業も決定している。
ウーバーアプリを使えば、到着時刻の共有機能やGPSによるリアルタイムでの追跡機能、同乗者との割り勘機能、過去の乗車履歴の確認機能などもユーザーは利用でき、仙台における乗客のタクシー利用時の利便性の向上に寄与しそうだ。
【参考】関連記事としては「ウーバー、大阪でタクシー配車サービス開始 ソフトバンク系DiDiが進出済み、競争激化へ」も参照。