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この記事では、「Uber Eats(ウーバーイーツ)」の配達パートナーの始め方について、詳しく解説する。
人気のフードデリバリーサービスの代表格であるUber Eats 。Uber Eats の配達パートナーになり、本業や副業としてお金を稼ぐ人が増加している。配達パートナーは、好きな時間・場所で稼働できるというのが大きな魅力だ。
Uber Eats 配達パートナー
Uber Eats の仕組みや登録方法、登録要件、給料・報酬、支払いスケジュール、配達用バッグはもらえるのか有料なのか、ドライバーアプリの使い方など、詳しく説明するのでぜひ参考にしていただきたい。
記事の目次
■Uber Eats の仕組みについて
米国発のフードデリバリーサービスであるUber Eats(ウーバーイーツ)は、2016年9月に東京でサービスを開始した。現在は全国47都道府県をカバーし、それぞれの都道府県内の特定エリアでサービスを提供している。
そのデリバリーを担当するのが「配達パートナー」だ。Uber Eats のロゴが入ったリュックを背負ってデリバリー中の人を見かけたことがある人は多いだろう。業務委託により、デリバリースタッフとしてレストランからお客(ユーザー)の元へ料理や商品を運ぶのが仕事になる。
配達パートナーの主な移動方法は、以下の通りとなっている。
- 徒歩
- 自転車
- 原付バイク
- 軽二輪車
- 軽自動車
アプリやウェブサイトでユーザー(注文者)が料理を注文すると、レストランが注文を受注し、調理する。配達パートナーは配達依頼を受注し、レストランで料理を受け取る。それを注文者まで届けるというのが一連の流れとなっている。
豊富な店舗・メニューがラインアップされており、注文者は自宅にいながら最短時間で希望の商品を受け取ることができる。配達状況は、アプリのマップ上でリアルタイムで確認可能だ。エリアによっては料理のほか、食料品や日用品なども扱っている。なお職場や宿泊先のホテルなど、好きな場所にデリバリー依頼をすることもできる。
Uber Eats 配達パートナー
■配達パートナー登録の流れ
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーになるには、最初に登録が必要だ。
ステップ①:登録
配達パートナー登録サイトにアクセスし、フォームに必要事項を入力してアカウントを作成する。入力事項は、メールアドレス・名前・電話番号・パスワード・都市・紹介コード(任意)となっている。
ステップ②:手段を選択
次に、徒歩以外の場合は、自転車・原付バイクまたは軽二輪車・軽自動車のどれを使用するかを選択する。125cc超のバイクや軽自動車は、事業用登録されている必要がある。
ステップ③:必要情報・データを記載・アップロード
その後、プロフィール写真と登録用書類、配送料の受け取りに使用する自分名義の銀行口座のキャッシュカードをアップロードする。登録用書類については、自転車の場合は身分証明書、原付バイクの場合は運転免許証とナンバープレートの写真、事業用の軽自動車またはバイク(125cc超)の場合は運転免許証と自動車検査証(車検証)または軽自動車届出済証、自賠責保険の証明書、任意保険または共済保険の証明書、ナンバープレートの写真が必要だ。
なお外国籍の場合は在留カードなどが追加で必要になる。
ステップ④:銀行口座情報の登録
必要書類のアップロード後に銀行口座情報の登録を行う。アップロードした書類が全て承認され、交通安全クイズに回答すると2〜3日後にアカウントが有効化され、配達可能な状態になる。その後に配達バッグを購入、稼働開始するといった流れだ。
■配達パートナーの登録要件とは
18歳以上であり、プロフィール写真や必要書類を登録できることが前提になっている。
使用する車両の用意も必要だ。自転車の場合は自分のもののほかレンタサイクルも利用可能だ。原付バイクまたは軽二輪車の場合は、自分の車両またはレンタルの車両が利用できる。また軽自動車については事業用車両のみとなっており、白色のナンバープレートが付いた自家用車は原則として利用不可となっている。
配達パートナーには、「清潔感」「コミュニケーション」「注文品の扱い方」に関するマナーが求められる。商品はレストラン店舗からピックアップし、注文者の自宅やオフィスなどへデリバリーするため、食品を扱っているという自覚を持って稼働することが大切になる。
■配達パートナーの報酬・支払いスケジュール詳細
配達パートナーはUber Eats(ウーバーイーツ)との直接的な雇用関係はない。つまり、給料という形での支払いにはならない。配達パートナーは個人事業主となり、Uber Eats から委託される配達業務を受けるという形式になる。そのため税金の支払いなども各自で行う必要がある。
配送パートナーが最終的に獲得する配送料は、「予定配送料(基本金額+配達調整金額)+チップ」という計算により決定する。基本金額は配達で獲得する配送料の基準となるもので、配達に費やす予定の時間と距離、商品の受け取り場所、届け先が複数あるかどうかを基に算出される。また、注⽂数や稼働中の配達パートナーの⼈数によっても変動するという。
また配達調整額とは、通常より交通状況が混雑している時や、商品受け取り場所での待ち時間が長い場合、配達パートナーの数が少ないなどといった場合に加算されるもので、金額は変動する。注文者からチップをもらえる場合もある。
報酬は、前週の月曜日午前4時から当週の月曜日午前4時までの配達完了分が当週に送金される。送金処理は問題がなければ毎週火曜日に行われ、着金までの時間は利用する銀行により異なる。
なお注文者から現金でデリバリーの料金を受け取った場合、「受け取った現金」と「報酬」の差額が週払いされる。差額によっては送金が行われない週も発生する。
■配達パートナーになる大きなメリット
営業時間中の好きな時間に、サービスエリア内であれば好きな場所で稼働することができる。アプリをオンラインにすると、近くのレストランから配達の依頼が届く。料理を受け取り、アプリ上の地図に従って注文者にデリバリーすると業務は完了だ。
なおUber Eats(ウーバーイーツ)では、配達パートナーになるメリットをいくつか挙げている。主に以下の3つだ。
- 登録が簡単
- シフトのない自由な働き方ができる
- 週単位で報酬が支払われる
登録が簡単
1つ目は登録が簡単だということだ。ウェブサイトに必要事項を入力し、書類をアップロードするといったシンプルな手順になる。
シフトのない自由な働き方ができる
2つ目はシフトのない自由な働き方ができるということだ。隙間時間の数時間だけ副業として稼働したり、夕食時間のみ毎日稼働したりというように、空いた時間を有効に使うことができる。また自転車での移動は運動にもなり、一石二鳥とも言える。
週単位で報酬が支払われる
3つ目は、週単位で報酬が支払われるという点だ。他社は月2回の支払いというところもあるため、週ごとに収入を得られるのは大きなメリットだ。
またレストランや注文者とのやりとりはあるものの、営業的なやりとりはなく、接客的な要素も極めて少ない。企業で大勢の中で働くことが苦手な人にも向いていそうだ。働けば働くほど報酬が増えていくので、成果が目に見えやすくやる気にもつながる。
Uber Eats 配達パートナー
■配達用バッグはもらえるの?有料?
配達パートナーは専用の配達バッグに料理を入れて運ぶ。配達バッグは最初に購入する必要があり、書類の承認中に送られてくるメール内に購入先のリンクがある。またはUber Eats のサイトの「バッグ」からも見ることができる。
ロゴ入り配達バッグはブラックとグリーンの2種類があり、価格は4,000円。2-WAYコンパクト配達バッグは3,300円、ウェストバッグは1,870円だ。
また、ウェアも販売している。フリースパーカー3,990円、撥水ジャケット4,000円、ドライアスレチックTシャツ2,000円、ショートスリーブTシャツ1,500円といったラインアップになる。いずれも税込み価格で、別途配送料が計算される。
服装については必ず専用ウェアを着用する必要があるわけではないようだ。しかし、綺麗で清潔な服装を心がけることが必要とされている。配達用バッグや車両についても、こまめに掃除・消毒し、清潔に保つ必要がある。
■ドライバーアプリの機能
配達パートナーは、専用の「Uber Driverアプリ」を使用する。最初の登録の過程においてアプリをダウンロードする。全てのやりとりをこのアプリ上で行うため、稼働時にはアプリがインストールされたスマートフォンを持ち歩く必要がある。スマホのバッテリー切れを起こさないよう、くれぐれも気をつけよう。
配達リクエストを受け始めるには、Uber Driverアプリをオンラインにするだけで、すぐに稼働可能となる。アプリをオンラインにすると、配達リクエストが来る。このリクエストは承諾または拒否することができる。承諾した場合は、アプリ上に最初の目的地となるレストランの住所と地図が画面上に表示される。レストラン側は、配達パートナーが店舗に到着する頃に料理が完成するよう準備を始める。
到着したら、店舗スタッフに受け取りに来た注文品の注文番号を伝え、受け取る。注文品をバッグに詰め、アプリのピックアップ完了ボタンをタップする。その後、アプリに表示された注文者のいる場所へ向かう。アプリでは、注文者へ電話をかけたりメッセージを送ったりすることもできる。目的地に到着したら注文品を届け、アプリ上で配達を完了するというのが一連の流れとなっている。
Uber Driverアプリは「Googleマップ」アプリと連動する機能がついており、配達中にナビゲーションをGoogleマップに切り替えて、より分かりやすいナビゲーションを見ることが可能だ。また配達中に問題や想定外のことが起こった場合、Uber Driverアプリのヘルプメニューからサポートセンターへ連絡し、チャットでやりとりすることもできる。
■配達パートナーについてのよくある質問
Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーとして稼働するにあたってのQ&Aを紹介する。
1件の報酬はどのくらいになる?
約300〜500円が相場のようだ。給料ではなく報酬となり、時給計算ではないため、配達を何件こなせるかが報酬に直結する。そのため自転車よりも時短になるバイクや軽自動車を使用する人も多い。多くの案件を受けると、1週間で10万円を稼ぐ人もいるという。コンスタントに注文を受けた場合、時給にすると約2,000円を得られる計算になる。(※報酬は時間、地域、プロモーションによって異なる)
主にどんな人が働いている?女性もいる?
18歳以上であれば誰でも稼働できるため、学生も多い。年齢の上限もないため、最近ではシニア層の配達パートナーも多くいる。隙間時間を有効に使うため、配達パートナーとなる主婦もいる。自転車での配送は体力が必要であるが、軽自動車を所持しているなら、そんなに負担になる仕事内容ではない。副業として働いたり、他の配送も掛け持ちしたりなど、ワークスタイルはさまざまだ。
配達パートナーを辞めたいときは手続きが必要?
稼働を休止したい場合はUber Driverアプリをオンラインにせず、常にオフライン状態にしていればいい。そうするとデリバリー依頼が来ることがない。ただし今後一切稼働する可能性がない場合は、アカウントを削除することもできる。
友達を紹介することは可能?
配達パートナーが友達を紹介し、その友達が登録後に所定回数の配達を完了して必要な条件を満たした場合、紹介者に報奨が支払われる仕組みがある。友達には紹介コードをシェアする。報奨の金額はエリアにより異なるが、首都圏は高い傾向にある。
■まずは配達パートナーの登録をしておこう
Uber Eats(ウーバーイーツ)は多数あるフードデリバリーサービスの中でも代表的な存在だ。食べ物をデリバリーするということを「Uberする」と表現したりもする。米国発のサービスということもあり、Uber Eats のロゴが入ったバッグを背負ってデリバリーしている人がなんとなくおしゃれに見えるということはないだろうか。
もしあなたが住んでいる場所やその近くがサービス提供エリア内なら、まずは配達パートナーとして登録しておいてもいいかもしれない。その後、実際に稼働するかどうかは自由だ。空いた時間ができたら、ちょっとしたおこづかい稼ぎができるかもしれない。
Uber Eats 配達パートナー