電動マイクロモビリティのシェアリングサービスを展開するLUUP(ループ)はこのほど、電動キックボードのライドの前に必ず「注意事項」の再通知を行うことを発表した。
アプリ内で電動キックボードに関する交通ルールのテストを出題しているもの、規則を守らない利用者がいることを踏まえた措置。「取り扱う啓発内容や、より理解しやすくする見せ方の工夫などは継続的にアップデートしてまいります」としている。
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■2023年7月に改正道路交通法が施行
電動キックボードに関しては、2023年7月に改正道路交通法が施行し、速度制限や右折方法、ヘルメットの装着義務に関するルールが変更されている。
例えば、車道や自転車道などでは最高時速20キロ、路側帯や歩道では最高時速6キロに制限され、右折方法は「小回り右折」から「二段階右折」に変更。ヘルメットに関しては、「任意」から「努力義務」に変わっている。
警視庁の調べによれば、特に多いのが「信号無視」や「通行区分違反」(時速20キロモードでの歩道走行)で、取り締まりを受けるケースが多い。
【参考】関連記事としては「電動キックボードの事故・違反状況まとめ」も参照。
LUUPはアプリ内でユーザーに対し、全11問の交通ルールテストに合格することを必須としている。また、「はじめてガイド」を通じて安全啓発も行っている。
そのほか「LUUP 電動キックボードの安全な乗り方」というYouTube動画も作成し、交通ルールに沿って電動キックボードを利用できるよう促している。
■利用前にはルールの確認を今一度
電動キックボードは、公共交通機関では直線的に移動できない際や、タクシーやバスよりも移動費用を抑えたい場合などに非常に便利なモビリティだ。
一方、交通ルールの周知がまだ十分ではないこともあり、利用する際は自分の身も他人の身も守るためにも、ルールを今一度確認するようにしたい。
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【参考】関連記事としては「LUUP(ループ)とは?料金・サブスクプラン・展開エリアは?登録方法は?」も参照。