車を手放すとき、まず気になるのが「廃車に費用はいくらかかるのか」だ。解体費用やレッカー代、リサイクル料金など、複数の費用が積み重なると数万円単位になることもある。
ただし、依頼先の選び方次第で費用は大きく変わる。場合によっては費用がかからないどころか、お金が戻ってくることもある。
この記事では、車の廃車費用の相場と内訳、依頼先別の違いをわかりやすく整理する。動かない車や事故車の処分費用、買い替え時の注意点、費用を抑える方法まで網羅した。
結論を先に言えば、費用を抑えたいなら廃車買取・事故車買取のサービスへ無料査定を依頼するのが現実的な選択肢だ。記事末で、状態の悪い車でも引き取ってもらえるおすすめサービスを紹介する。
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記事の目次
車の廃車費用の相場はいくら?依頼先別の目安
車の廃車費用は、どこに依頼するかで相場が大きく変わる。まずは依頼先別のおおよその目安を見ていこう。
廃車にかかる費用は、車の状態や種別によっても変動する。以下は普通車を想定した一般的な目安だ。
| 依頼先 | 費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 自分で手続き | 1万〜8万円程度 | 手数料は安いが手間と時間がかかる |
| ディーラー | 4万〜10万円程度 | 買い替えと同時で楽だが割高になりやすい |
| 廃車買取業者 | 原則0円〜(買取の可能性あり) | 無料が基本。値段がつくこともある |
表のとおり、廃車買取業者に依頼すると費用が原則かからないのが大きな特徴だ。自分で手続きする場合は手数料を抑えられる一方、運輸支局への申請や解体業者の手配を自分で行う必要がある。
なお軽自動車は普通車より一部の費用が安い傾向にある。軽自動車の廃車費用については別記事で詳しく解説しているので、軽を手放す予定の人はそちらも参考にしてほしい。
費用は車種・年式・走行距離・住んでいる地域などの条件によって変動する。正確な金額は見積もりを取って確認しよう。
車の廃車費用の内訳【4つの費用】
廃車費用は1つのまとまった金額ではなく、複数の費用の合計で決まる。何にいくらかかるのかを知っておくと、見積もりの妥当性を判断しやすい。
車を廃車にするときにかかる主な費用は、以下の4つだ。
- 解体費用
- レッカー代(運搬費用)
- リサイクル料金
- 手続き代行費用
それぞれ詳しく見ていこう。
解体費用
解体費用は、車両本体をスクラップ・解体するためにかかる費用だ。
車の解体は、国の認可を受けた工場でしか行えないと法律で定められている。そのため個人で勝手に処分することはできず、解体業者へ依頼する必要がある。
普通車の解体費用の相場は、おおむね1万〜2万円程度だ。車種や大きさによって前後する。
レッカー代(運搬費用)
車が自走できない場合は、解体工場まで運ぶためのレッカー代がかかる。
故障や車検切れで動かせない車は、レッカー車で運搬しなければならない。費用は移動距離に応じて変わり、近距離でも5千円〜1万円前後かかり、長距離の場合には3万円以上かかるケースもある。
自走できる車であれば、自分で解体業者まで持ち込むことで運搬費用を抑えられる。
リサイクル料金
廃車のリサイクル料金は、自動車リサイクル法(使用済自動車の再資源化等に関する法律)に基づき、車を適正に解体・処理するために必要な費用だ。フロン類などの処理に使われる。
金額は車種によって異なり、軽自動車で8千円前後、普通車で1万円前後、外国車で2万円前後が目安となる。
ただし、2005年以降に新車登録された車は、購入時点で自動車リサイクル料金があらかじめ支払っているため、廃車時に改めて支払う必要はない。
リサイクル券をなくしても支払済みであれば再発行は不要で、業者が確認できる。法律施行前の車などで未払いの場合のみ、廃車時に支払うことになる。
手続き代行費用
手続き代行費用は、運輸支局での抹消登録などの手続きを業者に代行してもらう費用だ。
自分で運輸支局へ出向いて手続きすれば、代行費用はかからない。ただし平日に窓口へ行き、書類を準備する手間がかかる。
代行を依頼する場合の相場は1万〜2万円ほどだが、業者によって差が大きい。なかには数万円を請求するケースもあるため、見積もり時に確認しておきたい。
廃車の手続きには永久抹消と一時抹消がある
「廃車」とひとことで言っても、手続きには2つの種類がある。どちらを選ぶかで、その後の費用や還付金の扱いが変わる。
手続きの違いを理解しておくと、無駄な出費を避けられる。
永久抹消登録
永久抹消登録は、車を解体したうえで登録を完全に消す手続きだ。一般的に「廃車」と呼ばれるのはこちらを指す。
二度とその車に乗ることはできなくなる。一方で、解体を理由とした永久抹消登録を行うと、自動車重量税の還付を受けられるのが利点だ。
一時抹消登録
一時抹消登録は、車を解体せず、登録だけを一時的に止める手続きだ。長期間車に乗らないが、将来また使う可能性がある場合に使う。
一時抹消の状態であれば自動車税はかからないが、車そのものは残るため保管場所が必要になる。再び乗るときは、改めて登録の手続きをすることになる。
ディーラーで廃車すると費用が高くなりやすい理由
新車への買い替え時に、そのままディーラーへ廃車を任せたいと考える人は多い。手間がかからず楽だが、費用は割高になりやすい点に注意したい。
ディーラーの廃車費用が高くなりがちなのには、はっきりした理由がある。
ディーラーは車の販売が本業であり、自社で解体工場を持っていないことがほとんどだ。廃車を引き取っても解体は別の業者へ委託するため、その中間マージンが費用に上乗せされる。これが割高になる主な理由だ。
買い替えと同時に処分が完結する手軽さは大きな利点だが、費用面だけを見ると最適とは限らない。少しでも費用を抑えたいなら、廃車の部分だけを別の方法で行う選択肢も検討しよう。
動かない車や状態の悪い車でも引き取ってくれる廃車買取サービスなら、レッカー代や手続き代行費用が無料のところが多い。まずは無料査定でいくらになるか確認してみるのがおすすめだ。
動かない車・事故車の処分費用はどうなる?
エンジンがかからない不動車や、事故で大きく破損した車は、処分費用が高くつくと思われがちだ。実際の費用と、損をしない手放し方を確認しよう。
動かない車は自走できないため、解体業者まで運ぶレッカー代が必ず発生する。自分で手続きすると、この運搬費用が重くのしかかる。
しかし、ここで知っておきたいのが廃車買取・事故車買取のサービスを使う方法だ。これらの業者は、レッカー代や手続き代行費用を無料にしているところが多い。さらに、事故車や不動車を海外へ輸出したり、部品取りに使ったりするルートを持っているため、国内では値段がつかない車でも買取が期待できる。
「お金を払って処分するしかない」と思っていた車に、逆に値段がつくケースもある。動かない車や事故車こそ、処分前に一度査定に出す価値が高い。
車の買い替えで廃車するときの費用と注意点
車を買い替えるタイミングで古い車を廃車にする場合、いくつか注意したいポイントがある。費用の面でも損をしないよう、流れを押さえておこう。
買い替え時にディーラーへまとめて任せると手続きは楽だが、前述のとおり廃車費用が割高になりやすい。
そこで覚えておきたいのが、古い車に少しでも値段がつくなら、廃車ではなく買取に出したほうが得になるという点だ。年式が古くても、走行距離が多くても、海外需要のある車種なら値段がつくことがある。
注意点として、ローンが残っている車は所有者がローン会社などになっている場合がある。この場合は名義の確認や残債の整理が必要になるため、手続き前に確認しておこう。
買い替えを急いでいても、廃車にする前に買取査定を受ければ数分で目安額がわかる。下取りや廃車と比較してから決めても遅くない。
廃車費用を抑える・0円にする方法
ここまで見てきたとおり、廃車費用は依頼先によって大きく変わる。最後に、費用を抑える具体的な方法を整理する。
廃車費用を抑えるポイントは、以下のとおりだ。
- 自分で手続きして代行費用をなくす
- 自走できる車は自分で解体業者へ持ち込む
- レッカー代や手続き代行費用が無料の業者を選ぶ
- 値段がつく可能性があるなら買取に出す
このなかで、手間をかけずに費用を抑えられるのが廃車買取業者の利用だ。多くの業者がレッカー代・手続き代行費用・査定費用を無料にしており、原則0円で車を処分できる。
さらに、買取によって値段がつけばプラスになる。自分で手続きする手間も省けるため、費用と手間の両方を抑えたい人に向いている。
まずは複数の業者へ無料査定を依頼し、条件を比べてみよう。相見積もりを取ることで、より高く引き取ってもらえる可能性が高まる。
廃車で戻ってくるお金(還付金)もある
廃車は費用がかかるイメージが強いが、実は条件によってはお金が戻ってくる。「廃車にお金がかかるだけ」と思い込んで損をしないよう、還付の仕組みも知っておこう。
廃車のタイミングによっては、以下のお金が戻ってくる可能性がある。
| 戻ってくるお金 | 内容 |
|---|---|
| 自動車税(種別割) | 抹消登録した翌月以降の未経過分が月割りで還付 |
| 自動車重量税 | 車検残があり、解体して永久抹消登録すると還付 |
| 自賠責保険料 | 保険期間が残っていれば未経過分が返還 |
これらの還付を受けるには、適切な手続きが必要だ。とくに自動車重量税の還付は、解体を事由とした永久抹消登録を行うことが条件となる。
なお軽自動車には自動車税(種別割)の還付制度がない点には注意が必要だ。普通車とは扱いが異なる。
廃車買取業者の多くは、これらの還付手続きも代行してくれる。費用がかからないうえに戻ってくるお金もあると考えれば、廃車のハードルはぐっと下がる。
廃車・事故車買取のおすすめサービス
費用をかけずに車を処分し、値段がつく可能性も残したいなら、廃車・事故車買取の専門サービスがおすすめだ。ここでは、どんな状態の車でも相談しやすいサービスを紹介する。
いずれも無料査定に対応しているため、まずは複数社に依頼して条件を比べるとよい。
事故車買取のタウ
事故車買取のタウは、1997年に廃車・事故車の買取を始めた、この分野のパイオニア的な存在だ。
事故車や不動車、大きく破損した車など、どんな状態の車でも引き取りに対応している。破損車は海外へ輸出して現地で整備・販売するルートを持つため、国内で需要のない車でも値段がつきやすい。
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レッカー代・書類の手続き費用・査定費用はすべて無料で、査定から買取まで費用は一切かからない。全国に拠点があり、どの地域でも実車査定を受けられる点も安心だ。事故車・不動車を手放すなら、まず候補に入れたいサービスといえる。
廃車王
廃車王は、廃車買取を専門に手がける全国展開のサービスだ。
レッカー代、廃車の手続きの代行費用が無料で、原則0円で車を処分できる。動かない車や年式の古い車にも対応しており、状態を問わず相談しやすい。
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還付金の手続きもサポートしてくれるため、面倒な作業を任せたい人に向いている。費用をかけずに手間なく処分したい場合の選択肢になる。
廃車本舗
廃車本舗は、廃車に関する手続きをすべて代行してくれるサービスだ。
買取にお金は一切かからず、車のレッカー移動費用も無料となっている。他社で買取を断られた事故車・不動車、10年落ちの低年式車や過走行車も引き取り対象だ。
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初めての廃車買取で不安な人にも、必要書類をスタッフが説明してくれる。どこに頼めばよいか迷ったときの相談先として使いやすい。
車の廃車費用に関するよくある質問
最後に、車の廃車費用についてよく寄せられる質問をまとめた。
車の廃車費用の相場はいくらですか?
依頼先によって異なる。自分で手続きする場合は1万〜8万円程度、ディーラー依頼では4万〜10万円程度が目安だ。一方、廃車買取業者に依頼すると原則0円で処分でき、買取金額が得られるケースもある。
廃車にはどんな費用がかかりますか?
主に解体費用、レッカー代(運搬費用)、リサイクル料金、手続き代行費用の4つだ。リサイクル料金は2005年以降に新車登録した車であれば、購入時に前払い済みのことが多い。
動かない車の処分費用は高くなりますか?
自走できない車はレッカー代がかかるため、自分で手続きすると割高になりやすい。ただし、レッカー代無料の廃車買取業者を使えば費用をかけずに処分でき、買取で値段がつく可能性もある。
廃車するとお金は戻ってきますか?
条件を満たせば、自動車税(種別割)・自動車重量税・自賠責保険料の未経過分が還付される可能性がある。ただし軽自動車には自動車税の還付制度がない点に注意が必要だ。
ディーラーと廃車買取業者ではどちらが安いですか?
費用面では廃車買取業者のほうが抑えやすい。ディーラーは解体を外部に委託する中間マージンが上乗せされるため割高になりやすい。手軽さを取るならディーラー、費用を取るなら買取業者という整理になる。
車検切れの車でも廃車できますか?
車検切れの車でも廃車手続きは可能だ。ただし公道を自走できないため、解体業者まではレッカーでの運搬が必要になる。レッカー代無料の業者を選ぶと費用を抑えられる。
廃車費用は依頼先しだい、まずは無料査定で比較を
車の廃車費用は、解体費用・レッカー代・リサイクル料金・手続き代行費用の合計で決まる。自分で手続きすれば1万〜8万円程度、ディーラーでは4万〜10万円程度が目安だ。
一方で、廃車買取・事故車買取のサービスを使えば、これらの費用が原則0円になるうえ、状態によっては買取で値段がつくこともある。動かない車や事故車、車検切れの車でも引き取ってもらえる。さらに、条件を満たせば自動車税や重量税の還付も受けられる。
「廃車はお金がかかる」と思い込む前に、まずは無料査定で愛車にいくらの値段がつくか確かめてみてほしい。
複数のサービスに相見積もりを取れば、費用を抑えつつ納得のいく条件で手放しやすくなる。費用をかけずに車を処分したいなら、廃車・事故車買取サービスへの査定依頼が現実的な第一歩だ。
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